の中国の旅
好太王碑
  碑は建物で保護されている
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◆ 集安、長白山、延吉の旅
丹東から鴨緑江を遡ると古代の高句麗の都、集安があります。市街は当時作られた城壁に囲まれ、郊外には多くの古墳があります。その中には、一辺が32m、高さが12mに及ぶ巨大な“将軍墳”や、高松塚古墳に影響したであろう壁画が描かれた“禹山貴族墓地”もあります。そこにある有名な5世紀の碑文、好太王碑には日本に関する記述も見られます。これらはユネスコ世界文化遺産に登録されています。
更に鴨緑江を遡ると、朝鮮民族にとって神聖な山、長白山があります。高度2,744m、鴨緑江と図們江の源で、火口には透明度が高く青色に澄んだ天池があります。そして周囲には渓谷や瀑布があり、高山植物が咲きほこり、素晴らしい景観を呈しています。
さらに北東に行くと、朝鮮族の街、延辺朝鮮族自治州の州都、延吉があります。ここはすでに鴨緑江でなく、図們江(豆満江)の流域となります。至る所朝鮮語が話され、看板は中国語とハングル語で書かれています。多くの朝鮮料理店があり本場の朝鮮料理を味わえます。それだけでなく、名産のキノコ、朝鮮ニンジン、日本海海産物、朝鮮食材や、それらが販売される活気ある市場や朝市など大変興味深い街です。
郊外の街、龍井には前世紀はじめ、日本が間島領事館を設営しました。当時、この地域は間島と呼ばれ、日韓併合後の抗日運動が激しい所で、その領事館は今も残り、地元政府の建物として使われています。 延吉―瀋陽―大連間は高速鉄道が運行され、大連からは6時間程度で行くことができます。
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