の中国の旅
聖ソフィア大聖堂
中央大街の近くにあります
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◆ ハルビン・牡丹江の旅
ハルビンは黒龍江省の省都で、市区人口約590万人、黒龍江省の政治・経済の中心です。気候は、夏と冬の温度差が非常に大きい顕著な大陸性気候で、1月の平均気温は-18.6度と世界の大都市の中では最も寒い部類に入ります。
19世紀の終わりに、ロシアにより満洲を横断する東清鉄道の建設が着手されると、交通の要衝として経済の発展がなされました。満洲事変以降太平洋戦争の終戦まで満洲国の統治下でした。1909年に伊藤博文が安重根に暗殺されたのはこのハルビンの駅頭で、駅近くには安の記念館が設置されています。
この中国最北の省都ハルビンは、ロシアの影響を強く受けた美しい街です。 街には次のように見ものが多くあります。昔の建物が立ち並ぶ中央大街、 美しいロシア正教の教会、聖ソフィア大聖堂、虎が目の前で肉に飛びつく光景が見られる東北虎林園、郊外にある11世紀に金を建国した初代皇帝の墓、金太祖陵等々。
冬には有名な氷雪祭りが開かれます。市内の幾つかの会場で雪と氷の巨大な彫像がたくさん造られます。夜にはカラフルにライトアップされ、華やかで幻想的な素晴らしい光景を見ることができます。
牡丹江の歴史は短く、満州国の誕生以降、鉄道の施設や日本人らの入植、投資によって発展しました。終戦とともに日本人は引き揚げましたが、当時の建物が現在でも残っています。 又、付近の寧安しには、7~10世紀にこの地域一帯に勃興した大国、渤海国の首都、上京龍泉府の遺跡があります。その近くには清代に渤海国の寺院跡に造られた興隆寺があり、中に渤海国時代に製作された石仏と巨大な石灯籠を見ることができます。
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