の中国の旅
キプチャク.・ハン草原村入口
ゲル風やホテル風の宿泊施設がある
ループ
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◆ ハイラルの旅
ハイラルの属するフルンボイル市は中国の内蒙古自治区の最北に位置し、北と西はロシアに、東は黒龍江省に接しています。フルンボイル地方は遊牧に好適な草原地帯であり、匈奴、鮮卑、キルギス、契丹など古来さまざまな遊牧民が興亡しました。モンゴルの隆盛により成立したモンゴル帝国、そしてその後の北元ではフルンボイルは重要な拠点となりました。17世紀に清朝の支配下となり、20世紀の初期に満洲国の成立で満洲国に編入されました。終戦による満洲国の崩壊後、中国の内蒙古自治区の一地域となりました。気候は内陸性のため冬季の寒さは厳しく、1月の平均気温は-25度以下となります。ハイラルはフルンボイルの首邑で、郊外には大草原が広がります。草原にはゲル等に泊まれる宿泊施設があり、そこでは週末に歌や踊りが催され、草原での生活を味わうことができます。
ハイラルは1930年代から1945年にかけて旧日本軍によって対ソ最前線基地として重視され、大規模な要塞が造られました。現在、その一部が世界反ファシスト戦争ハイラル紀念園の中で公開されています。要塞の内部も見学でき、当時のなまなましい施設を見ることができます。
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