の中国の旅
長春 偽満皇宮博物院
満州国皇帝の宮殿の一部
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◆ 旧日本軍の足跡を辿る、長春・東寧
長春は吉林省の省都で、市区人口約360万人、省内の政治、経済、文化の中心です。27の国立大学と多くの研究機構を持つ学園都市です。市内には長春第一自動車製造工場と長春映画製作所があり、中国における自動車工業と映画製作の拠点となっています。 1932年から1945年まで新京と呼ばれ満州国の首都でした。街には日本風建築を取り入れた政府、国会、関東軍関係の建物が多く残り、当時の面影を残しています。この街にある偽満皇宮博物院は、関東軍の傀儡政権であった満洲国の宮殿です。清朝最後の皇帝であった漙儀がこの満洲国の皇帝となり、生活し、政務をとった所で、当時のまま保存されています。米映画ラストエンペラーの撮影にも使われた所であり、必見です。
東寧はロシア国境の街、绥芬河(スイヘンハ)の南50kほどのところにあり、日本軍の要塞跡があります。内モンゴルのハイラルから東のロシア国境沿いに造った多くの要塞の中で最大のものです。その一部の勲山要塞の地下の設備は当時のままよく残っており、見学することができます。要塞の外には博物館もあります。ここは終戦時、第二次世界大戦最後の戦いとなった、ソ連との戦いがおこなわれました。博物館前にはその旨彫られた、碑があります。
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